科学と地球
ニュース一覧へ →火星滞在と重力の課題、マウス実験が示す示唆
JAXAと筑波大はISSの装置を使ったマウス実験の成果を発表しました。0.33Gでは筋萎縮は軽減するが握力低下や筋繊維の速筋化が残り、0.67Gでは筋機能がほぼ保たれる傾向が示されました。血中代謝産物も重力に応じて変化していました。
4月2日 満月とこと座流星群
4月2日に満月(通称ピンクムーン)があり、北米の野花の時期にちなんだ名前と伝えられています。天文学的な最大は日中で前後の夜に観察しやすいとされ、約3週間後の4月23日にはこと座流星群が極大を迎え、月没時に観測条件が良好になると伝えられています。
核融合発電で高温超電導コイルが鍵 30年代実証を目指す
核融合発電の実現に向け、高温超電導体(HTS)を用いた超電導コイルへの関心が高まっています。米CFSや日本のFASTなどが2030年代の発電実証を目指し、REBCO線材の脆さやクエンチ検出の手法確立が主要な課題となっています。
富士山噴火と首都圏の対策
内閣府が富士山の大規模噴火を想定した解説動画を公開しました。火山灰は風向き次第で首都圏に数時間で到達する可能性があるとされ、基本は自宅での生活継続を想定しつつ、灰の深さが30センチを超える場合は原則避難を求めるとしています。
中関村フォーラムで21件の科学技術成果発表
中関村フォーラム年次総会で計21件の最先端科学技術成果が発表されました。中国初の高エネルギー放射光源(HEPS)完成と試運転開始、BIGAIのエンボディドAI中核「通智大脳」、北京での肩関節置換手術ロボットによる遠隔手術の常態化などが示されました。
小型衛星向け折り紙アンテナを地上実証
東京科学大学は織物とフレキシブル基板を用いた折り畳み展開型の「折り紙アンテナ」を地上で実機試験し、手のひらサイズから50×50cmに展開して高利得を確認しました。今後は3U CubeSat「OrigamiSat-2」に搭載して宇宙実証を行う予定で、宇宙環境での挙動変化を評価する可能性があります。
西表島でミヤイリガイ新亜種、感染リスクは確認されず
岡山大学らの共同研究で、西表島の滝でミヤイリガイの新亜種「イリオモテミヤイリガイ」を記載しました。感染実験と現地の環境DNA解析では日本住血吸虫の感染を示す証拠は得られていません。分布は極めて狭く保全が求められます。
レアアース規制に備え、易解体で自動車リサイクル
中国の輸出規制を受け、電動化で高まるレアアース需要を背景に自動車リサイクルの重要性が増しています。住友ベークライトは加熱で外しやすくなるエポキシ系接着剤を開発し、解体工程の効率化を図っています。EUのELV規則案では2032年・2036年に段階的なリサイクル比率引き上げが見込まれます。
ヒト型ロボット7S店の現場
湖北省武漢の「ヒト型ロボット7S店」を取材。店内には17種類のヒト型ロボットが並び、販売・部品供給・アフターサービスに加え、体験展示や技能訓練まで行う7つの機能を備えています。病院で働く「遠游」や生産・訓練体制、年間生産能力などの仕組みも報じられています。
太原で西晋墓6基の発掘資料を公開
山西省考古研究院は3月25日、太原市で発掘された西晋(265~316年)時代の墓6基の発掘資料を公開しました。出土品や墓制の共通点が確認され、山西地域の魏晋期の葬送制度研究に重要な資料を提供すると伝えられています。
アルテミス計画 月周回飛行が4月2日朝にも出発
米NASAのアルテミス計画で宇宙飛行士4人がフロリダのケネディ宇宙センターに到着し、4月1日夕(日本時間2日朝)にも月周回飛行へ向かう見通しです。約10日間で月を周回し、有人月面着陸に向けた一歩となる見通しです。
月周回飛行、4月2日にも出発へ
米国主導のアルテミス計画で、NASAの宇宙飛行士4人がケネディ宇宙センターに到着し、4月1日夕(日本時間2日朝)にも月周回飛行へ出発すると伝えられています。着陸せず約10日で地球へ帰還し、最遠到達距離の更新が見込まれます。
21cm線が照らす宇宙暗黒時代
島袋隼士氏の著書と対談で、光を放つ天体が未だなかった宇宙暗黒時代の解明に中性水素の21cm線が鍵になると説明されています。ビッグバンやインフレーション、ファーストスターの材料とダークマターの存在にも触れています。
塩湖リチウム抽出で技術の突破
中国・青海の塩湖で、リチウム沈殿母液からの回収を高効率化する抽出・分離技術の新展開が報じられています。総合回収率が15〜20%向上し、コストは30%超削減の見込みと伝えられています。
北京の青空と農民の代償
中国で生態環境法典が成立し、習指導部の強力な大気対策で北京のPM2.5は大幅に改善しました。一方、石炭禁止で天然ガスへ転換が進み、農村ではガス代負担など暮らしへのしわ寄せが出ていると伝えられています。
苫東バイオマス発電所が営業運転開始
北海道電力が一部出資する苫東バイオマス発電所が2026年2月13日に営業運転を開始し、3月26日に記者向け公開が行われました。出力5万kW、年間約3.4億kWh(約12万世帯分)を想定し、主に東南アジアから輸入した木質ペレットを燃料とします。
ガンマ星の50年の謎をXRISMが解明
JAXAなどの国際研究チームは、X線分光撮像衛星XRISMによる高分解能観測で、カシオペア座ガンマ星の強いX線源が伴星の白色矮星であると特定し、約50年にわたる謎を解明したと発表しました。成果は学術誌に掲載されています。
アンナンシマウサギの姿が確認される
イギリスの保全団体Fauna & Floraは、2025年の大規模カメラトラップ調査でアンナン山脈周辺に分布する希少なアンナンシマウサギの姿を捉えたと2026年2月に発表しました。調査ではほかにも複数の希少種が記録され、生息地の重要性が示されていますが、プロジェクトは資金面で課題を抱えています。
マッコウクジラ出産、群れで支援確認
カリブ海で2023年7月にCETIチームが撮影したマッコウクジラの出産映像で、群れの11頭が交代で子クジラの浮上と呼吸を助ける様子が記録され、非血縁個体の育児(アロケア)や活発なコーダ音も報告されました。
北京の青空と農民の代償
中国で生態環境法典が成立し、習政権の強力な大気対策で北京のPM2.5は大幅に改善しました。北京モデルとして注目される一方、石炭禁止と天然ガスへの転換で農村の暖房費負担が増え、生活にしわ寄せが出ていると伝えられています。
太陽光発電の保安を強化へ
経済産業省の電力安全小委員会は、太陽光発電設備の事故や保安上の課題を受け、架台など構造設備について第三者機関による事前の適合確認を義務化するなど確認制度を強化する方針をまとめました。導入拡大に伴い保安確保が課題です。
千代田区、偽情報対策でAI活用
千代田区は新年度、AIでネット上の区関連情報を収集・選別し、区が正確と判断した情報をホームページで発信する方針です。第三者認証のオリジネーター・プロファイルで区発信の「信頼」を付与することも目指しています。
お風呂と街灯の音楽、不協和音に宿るやさしさ
ソロアーティスト「お風呂と街灯」が1st EP『Dawning/Window』を2月18日にリリースしました。2023年12月の初曲から約2年で12曲を発表し、京大工学部を休学して音楽に取り組んでいます。不協和音を含む表現で心を描く楽曲が特徴で、「カラスの鐘」が転機になったと述べています。5月に初ワンマン公演が予定されています。
使用済みおむつ、再資源化の動き
志布志市と大崎町でユニチャームと連携したおむつリサイクル(RefF)が2024年から本格稼働し、裁断・洗浄でパルプ・プラスチック・SAPに分別して再利用に回しています。閉鎖処理や乾式洗浄などで排水やマイクロプラスチック対策を図る動きが報じられています。
利根川のプラスチックごみ、確実な回収が課題
利根川から毎年約70トンのプラスチックごみが海へ流出していると伝えられています。海洋ごみの多くは陸域由来とされ、分解しにくいプラスチックは長期にわたり生態系へ影響を及ぼす可能性があるため、発生後の確実な回収と適切な処理が重要だと指摘されています。
宇宙飛行士と中川翔子が語る 宇宙は身近に
朝日宇宙フォーラム2026が9日、東京・有楽町で開かれ、米田あゆさんが講演しました。土井隆雄さんや中川翔子さんらと、宇宙での生活や健康管理、有人探査の今後について語り合いました。
大地変動の時代と備え
京都大名誉教授の鎌田浩毅氏は、東日本大震災以降の「大地変動の時代」を踏まえ、地学の知識が命を守る力になると指摘しています。室内の家具固定や頭部保護の行動、飲食・医薬品の備蓄(人数×3日、できれば1週間)、津波時の高台避難、企業のBCP整備が主な備えとして挙げられています。
PFASの水道水規制、4月から施行
有機フッ素化合物(PFAS)について、摂取リスクが高い水道水の規制が今年4月から始まります。環境省はPFOSとPFOAを合算して1リットル当たり50ナノグラムの基準を設け、検査と改善義務を課す方針です。製造禁止の経緯や土壌対策、自治体支援の強化も進められています。
中之島を常時観測火山に追加
気象庁はトカラ列島の中之島を常時観測火山に追加すると発表し、26日から24時間体制で監視を始めます。島には82世帯133人が暮らし、御岳は1914年の噴火以降も火山ガスが確認されています。
中之島を常時観測火山に 気象庁
気象庁はトカラ列島の活火山・中之島を26日から24時間体制で監視する常時観測火山に追加すると発表しました。現在は噴火の兆候は確認されておらず、追加は2016年以来で全国で51になると伝えられています。地元の火山防災協議会が噴火警戒レベル導入の検討を進めるとしています。
