科学と地球
ニュース一覧へ →中之島で常時観測が始まる
気象庁は3月26日からトカラ列島の活火山・中之島で24時間の常時観測を始めます。政府の指定を受け準備を進めたもので、御岳は1914年の水蒸気噴火の記録があり現在も水蒸気が上がっています。島には136人が暮らします。
カブリIPMU、スカラースペクトル指数のズレの原因を解明
東京大学カブリIPMUの研究で、BAOとCMBのデータ統合に伴うスカラースペクトル指数の上方シフトは、両データの統計的取り扱いの差に起因する可能性が示されました。解析手法やデータ整合性の評価が重要とされています。
高圧瞬間凍結で細胞保存
東京大学などの研究チームが、大気圧の約2000倍の圧力を数ミリ秒かけて瞬間凍結する手法で、単層培養細胞や細胞凝集塊の凍結保存と融解後の高い生存率を報告しました。オルガノイド保存や再生医療への応用の可能性があると伝えられています。
薄く軽く曲げられる太陽電池 三重県が導入探る
三重県は2026年度、薄く軽く曲げられる次世代のペロブスカイト太陽電池の導入促進を図ります。低照度でも発電する特性を活かし、工場の外壁や屋内での実証を行い、部材開発や施工で地元企業の参入機会を探ります。
渇水深刻化 少雨への適応を考える
長引く少雨で各地のダム水位が低下し、愛知の宇連ダムが一時枯渇して夜間の水道自粛が呼びかけられました。気候変動で降雨の極端化が進み、渇水が今後も頻発する恐れがあると報告されています。福岡市の節水事例も紹介されています。
脱炭素の力学と日本の立ち位置
世界の脱炭素を巡る力学が変化しており、特に米国の政策転換が目立ちます。著者はWFES参加で得た知見を踏まえ、主要国の動きと日本が選び得る立ち位置を整理しています。今後、日本の選択が注目される可能性があります。
太陽光で火力を置き換える可能性
国際情勢で化石燃料価格の不安が高まる中、世界で太陽光導入が急拡大しています。中国や米国の導入実績やモジュール価格の低下を踏まえ、記事はモジュール分の発電コストを試算し、輸入による費用の一部が海外に流れる点を示しています。
H3ロケット、台座の隙間が原因か
JAXAはH3ロケット8号機の打ち上げ失敗で、準天頂衛星「みちびき5号機」を据え付ける台座に生じた『隙間』が根本原因だった可能性が高いと文科省の有識者会議で報告しました。台座の接合過程と保管環境が影響し、剥離から第2段エンジンの機能喪失につながったとしています。
NTTドコモ、自治体向けクマ対策を体系化し提供
NTTドコモビジネスは4月1日から、クマの早期検知から住民への情報発信、現地調査の効率化までを支援する『熊対策ソリューション』の提供を開始します。AI検知やセルラードローン、地域アプリや現地調査のデジタル化を組み合わせて体系化したサービスです。
梅雨に向け全国で高温見込み
気象庁は来月から6月にかけた3か月予報で、全国的に気温が高くなる見込みだと発表しました。偏西風の北寄りや温暖化が影響し、早くから真夏日になる可能性があるとしています。東西では降水量が平年並みか多い見込みで、大雨への備えを呼びかけています。
静岡の子ども向けイベント ポケモン出張所や動物の赤ちゃん
3月28・29日に静岡県内で子ども向けイベントが複数開かれます。浜松市博物館の体験プログラムや動物ふれあい、3月27日開設の新静岡セノバのポケモン出張所、静岡パルコのジャンプショップ企画、富士サファリのライオン双子公開などが予定されています。
H3ロケット、衛星台座の接着不良か
JAXAは、昨年のH3ロケット8号機の打ち上げ失敗について、機体上部の衛星台座で部材の接着不良が原因だった可能性が高いと文部科学省の小委に報告しました。後続機用に製造した台座でも同様の剥離が確認され、対策を検討しています。
太陽系外惑星を3D可視化 京大がデータベース公開
京都大学が太陽系外惑星を3次元で可視化するデータベース「エクソキョウト3D」を公開しました。約6000惑星を収録し、名称やタイプで検索でき、サイズや恒星からの距離、推定温度や想像図を無料で閲覧できます。AIで処理速度と描画性能を改善し、時間経過を反映する機能を7月ごろに公開する予定です。
4~6月は全国的に高温傾向
気象庁は4月から6月の3か月予報で、偏西風が平年より北を流れるため全国的に平均気温が平年より高くなる見込みと発表しました。担当者は5月でも真夏日になる可能性があるとし、降水は月平均でほぼ平年並みだが短期的な大雨のおそれもあるとしています。
双柳長江大橋と鳥・スナメリの保護
武漢と鄂州を結ぶ双柳長江大橋は、漲渡湖湿地を跨ぎ渡り鳥やスナメリへ配慮した設計で建設されました。防音壁や単径間吊橋の採用、排水のスマート監視などの対策が講じられ、竣工検査を通過したと伝えられています。
WMO:地球の気候バランスが深刻に崩れたと発表
世界気象機関(WMO)は3月23日、温室効果ガスの増加で大気と海洋の温暖化が進み氷床融解が続いているため、観測史上最も深刻な気候バランスの崩れが生じていると発表しました。WMOは「2025年世界気候状況報告書」で主要な気候指標を分析しています。
PFASと水道法改正
4月施行の水道法改正でPFOS・PFOAが水質基準項目に格上げされ、検査義務と水1リットル当たり合計50ナノグラムの基準が導入されます。ナック(クリクラ)が都内で開催した説明会では、PFASの分解しにくさや体内蓄積による健康リスク、ミネラルウォーター類の管理強化について説明がありました。
ロボットが脳信号でミスを防ぐ
オクラホマ州立大学は、操作ミスを自覚した瞬間に現れる脳信号(エラー関連電位)をEEGで検出し、ロボットが数ミリ秒で停止や減速を行う共有制御システムを発表しました。AIで個人差を補正し、安全ルールで誤動作を抑える仕組みです。
石垣島で学ぶサンゴと地球
issue+designが5月9〜10日に石垣島在住の小学生〜高校生を対象に、シュノーケリングで海を観察し専門家講義やAI(Manus)を使ったサービス開発を行う2日間のスクールを開催します。参加費は無料で定員10名、応募締切は第1次4月10日・第2次4月24日です。
ブルーオリジンの小惑星対策計画
ジェフ・ベゾス氏のブルーオリジンが、NASAのJPLやカリフォルニア工科大と共同で小惑星衝突に備えるNEO Hunterミッションを準備しています。大型輸送機ブルーリングから探査衛星を射出し、まずイオンビームで偏向を試み、不可の場合は高速の衝突による軌道変更を行う計画です。
南極海のベリリウムが語る過去200年
67次南極地域観測隊がトッテン氷河沖でベリリウム(Be)を採水・調査しています。由来の異なる2種類のBeの分布を海水・海氷・堆積物で比較し、過去約200年の環境変化や人為的影響を探る試みです。
南極海でベリリウム観測 過去200年の変化を探る
67次南極地域観測隊が東南極トッテン氷河沖で、海水などに含まれる元素ベリリウム(Be)の分布を調べています。重さが微妙に異なる2種類のBeを海水・海氷・堆積物から採取し、過去約200年の環境変化と人為的影響の検出を目指しています。
福井港に巨大津波観測計を設置
福井地方気象台が坂井市の福井港に巨大津波観測計を設置し、3月23日正午から観測を始めます。水深4メートルの水圧センサーで3メートル超の津波も測れる装置で、能登半島地震を受けた津波監視強化の一環として導入され、全国66の津波予報区で観測が可能になったと伝えられています。
キタブタオザル、雲南の保護区で群れ確認
雲南省の瀾滄江自然保護区で、野生動物用赤外線カメラの映像から国家一級保護のキタブタオザルが群れで活動する鮮明な映像が初めて確認されました。鑑定では個体数が多く群れ構造が安定しているとされています。
公立高校入試で志願倍率が低下
読売新聞の集計で、2026年度の全日制公立高校入試は47都道府県中33道府県で平均志願倍率が1倍を下回りました。山形は0・68倍、東京は1・25倍で、政府の就学支援金拡充により私立高の授業料上限が年45万7200円となったことが私立志向を強めたとみられます。
17世紀の沈没船の一部が海岸に漂着
ドーセット州スタッドランドの海岸でボーンマス大学の研究者が長さ約6メートルの木製残骸を発見。1631年に沈没したとされるオランダ船フェイムの船体の一部と報じられており、年輪年代測定などで確認作業が進められています。
ヘイルメアリー 科学と友情の物語
原作を踏まえた実写化で、完璧ではないもののできる限りを尽くした作品と伝えられています。科学的な「考察⇒実験⇒結果」の循環で太陽の危機に挑み、グレースとロッキーの友情が自然に育まれる構成と、宇宙描写や音楽の評価が高い一作です。一方で原作の一部エピソードは短縮されています。
2つの惑星が激突する瞬間を観測
ワシントン大学の研究チームは、地球から約1万1000光年の恒星ガイア20ehkの周囲で二つの惑星が衝突する様子を望遠鏡で捉えたと報告しました。可視光の暗化と赤外線の急増が一致し、月誕生を説明するジャイアント・インパクト説と類似する点が指摘されています。
光格子時計で暗黒物質探査の基盤を開発
京都大学の研究グループが光格子時計向けの基礎技術を改良し、イッテルビウム原子の格子捕捉などで周波数検出の精度を高めました。論文はネイチャー・フォトニクスに掲載され、暗黒物質や第五の力の探索に役立つ可能性があります。
新燃岳の判定基準を改定
気象庁は、新燃岳を含む全国4火山の噴火警戒レベル判定基準を最新知見を踏まえて見直しました。新燃岳ではレベル2・3の基準が改められ、レベル3ではマグマ由来の二酸化硫黄放出量を「1日当たり数千トン以上」と明記し、レベル2では火山性地震の回数などの数値が実務に即して見直されました。火口周辺は現在レベル2の規制で、去年9月以降噴火はありませんが、引き続き噴火が発生する可能性があると伝えられています。
