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核融合実験炉の内部、人工太陽の舞台裏
要約
ナショナルジオグラフィックの写真家がドイツ・グライフスバルトのマックス・プランク研究所にある実験炉ヴェンデルシュタイン7‑Xの内部を見学しました。炉はプラズマを1億℃以上に加熱し、超伝導磁石(約−269℃)で磁場閉じ込めする仕組みです。将来のクリーンなエネルギー供給への期待が説明されています。
本文
ナショナルジオグラフィックの写真家パオロ・ベルゾーネ氏が、ドイツ・グライフスバルトのマックス・プランクプラズマ物理学研究所に設置された実験核融合炉ヴェンデルシュタイン7‑Xの内部を、メンテナンス時に限って見学・撮影しました。見学時には狭い開口部を通って内部に入る必要があり、白い防護服や手袋などの特別な装備が使われています。稼働中はドーナツ状のチェンバーが高温のプラズマで満たされ、同時に超伝導磁石を極低温に保って磁場で閉じ込めます。核融合は軽い原子核が融合してエネルギーを放出する過程で、太陽と同じ原理で動作します。ヴェンデルシュタイン7‑Xはステラレータ(ヘリカル型)という形状を採り、装置の形状によって物理的課題の解決を目指しています。
観察された点:
・撮影・見学はメンテナンス時に特別に許可されたものでした。
・装置はドイツ・グライフスバルトのマックス・プランク研究所に設置されています。
・稼働時のチェンバー内はプラズマで満たされ、温度は1億℃を超えるとされています。
・磁場閉じ込めには超伝導磁石が使われ、約−269℃まで冷却されます。
・装置はステラレータ(ヘリカル型)で、形状の工夫によって研究課題の解決を図っています。
まとめ:
この記事はヴェンデルシュタイン7‑Xの内部見学を通して、核融合炉が高温プラズマと極低温の超伝導磁石を組み合わせて動作する仕組みを示しています。核融合が将来、低排出のエネルギー供給につながる期待が述べられていますが、具体的な実用化時期や運転計画は現時点では未定と伝えられています。
