科学と地球
ニュース一覧へ →アトラス彗星でアンモニア欠乏を確認
京都産業大学の観測で、恒星間天体「アトラス彗星」(3I/ATLAS)は可視光域のスペクトルが太陽系彗星と似る一方、NH(アミノラジカル)が極端に少なく、氷中のアンモニアが欠乏していることが示されました。結果は近日中に学術誌に速報掲載される予定です。
ポケモン30年をNatureが振り返る
学術誌Natureが『ポケットモンスター』の30周年を特集し、ゲームが分類学や古生物学、教育、学術出版への影響を与えてきた点を紹介しています。幼少期の体験が研究者の進路に結びついた例などが取り上げられています。
三菱電機、GEMINIの軌道初期機能を確認
三菱電機はJAXAのRAISE-4に搭載された民生GPU実証機GEMINIの軌道上での初期機能確認を完了しました。SAR画像の再生や光学画像からの変化検出などのオンボード処理が正常に動作し、今後1年間で放射線影響やエラー検知の評価を進めます。
京大が霊長類研究の新体制を発表
京都大は4月1日付で「ヒト行動進化研究所」と「霊長類フィールド研究センター」を設置すると発表しました。犬山は飼育個体を用いた実験的研究、吉田は野外調査でヒトの行動特性解明を目指すとしています。旧霊長類研究所は研究費不正で事実上解体され、大学はガバナンス強化と研究効率化を図るとしています。
北海道で増えるマイワシと食の選択
地球温暖化で北海道周辺の漁獲構成が変化し、サンマやスルメイカ、サケが減る一方、マイワシが増えていると佐野雅昭教授は指摘します。増えたマイワシを鮮魚・加工・飼料など多面的に利用する仕組み作りが提案されています。
福島第一、制御困難と報告
2011年3月15日付朝日新聞の記事を当時のまま再配信します。福島第一原発で2号機の爆発が伝えられ、4号機でも出火と使用済み燃料プールの冷却停止が報告されました。周辺で平常より高い放射線量が観測され、半径20キロ圏内の避難が呼びかけられています。
福島第一、制御困難で放射能飛散の恐れ
2011年3月15日付朝日新聞夕刊の再配信記事です。福島第一原発で2号機や4号機の爆発音や火災が報じられ、圧力抑制室の損傷や使用済み燃料の冷却不能が伝えられ、半径20キロ圏内の避難と20〜30キロ圏内の屋内退避が要請されました。
慶應とISC、有人宇宙輸送の安全で共同研究
将来宇宙輸送システム(ISC)が慶應義塾大学SDM白坂研究室と共同研究を開始し、JAMSSに一部を委託して異常予兆検知技術を開発します。ASCAシリーズは2028年の小型衛星打ち上げ、2030年の有人安全技術実証、2040年代の単段往還機実用化を目指す計画です。
東日本大震災と福島原発
2011年3月の東日本大震災を当時の朝日新聞記事で再配信します。大地震と大津波が広域で被害を出し、福島第一原発では冷却系や電源が失われ、政府が原子力緊急事態を宣言しました。気象庁は後にM9.0へ修正と伝えられています。
福島第一原発で爆発 炉心溶融の可能性
朝日新聞の2011年報道を再配信します。福島第一原発1号機で水素爆発が起き、保安院や東電は炉心溶融の可能性を示しました。避難範囲は半径20キロに拡大され、敷地内でセシウムやヨウ素が確認されたと伝えられています。
福島原発で爆発、炉心溶融の可能性
2011年3月12日、東京電力福島第一原子力発電所1号機で午後3時30分ごろ水素爆発が起き、建屋が損傷しました。政府は避難範囲を半径10キロから20キロに拡大し、東電は格納容器の損傷防止のため海水で冷却する措置に着手しました。保安院や東電は炉心溶融の可能性を指摘しています。
霧島市 ゼロカーボンパークに登録
霧島錦江湾国立公園を擁する霧島市が環境省の「ゼロカーボンパーク」に登録され、県内初・全国22番目となりました。周遊バス促進や温泉熱発電、地中熱空調、EV導入などの脱炭素策を進め、国の支援が受けられるとされています。
木質バイオマスと酵素利用
京都大の近藤敬子准教授は、木に含まれるセルロースやリグニンといった生体高分子を、酵素で分解してリグニン由来のバイオプラスチックなど有用物質へ変換する研究を進めています。リグニンの複雑な構造が利用の障壁となっており、シンポジウムで装置などを紹介する予定です。
雛祭りは西から東で催花雨、関東は春の雪の可能性
東シナ海を進む低気圧の影響で、西日本は雲や雨となり、東日本も次第に雨へ移行する見込みです。関東の内陸では平野部でも雪やみぞれに変わる可能性があり、北日本は雪の予報です。気温は地域差が大きく、沖縄で高温が観測されています。
白井で最新ハウス トマト生産
白井市でスマート農業技術を導入したトマト栽培事業が始まります。耕作放棄地約1.6ヘクタールに約30棟のハウスを整備し、二酸化炭素濃度や温湿度、日照を統合的に制御して年間約500トンの生産を目指すと伝えられています。
ジェニファー、公開へ とべ動物園
愛媛県立とべ動物園で4日から、ボルネオオランウータンのメス「ジェニファー」(14歳)が一般公開されます。昨年末にインドネシアから来園し、同園のオス「ハヤト」との繁殖を視野に入れて飼育環境を整備する予定です。新獣舎改修や周辺施設と連携した企画も計画されています。
2月まとめ 北日本で史上1位の高温
2月は全国的に高温で、北日本は統計開始以降で1位の高温、東北は記録的な少雪となりました。1か月予報は後半の顕著な高温をとらえられず、上空のリッジ配置や偏西風の変化の違いが検証されています。
白金ナノ粒子の3次元構造解明
東京大学の研究チームが、原子分解能STEM像の統計解析と第一原理計算を組み合わせ、チタン酸ストロンチウム上に担持された白金ナノ粒子の3次元原子構造と電荷分布を解明しました。配位数の小さい表面原子に負の電荷とd電子の局在が生じ、そこが触媒活性を示すことが分かりました。触媒設計への応用が期待されます。
3月2日の天気予報 西から雨、九州南部は雷雨に注意
3月2日は低気圧や前線の影響で西から雨の範囲が広がります。九州南部では局地的に雷を伴う激しい雨の可能性があり、夕方以降は西日本の広い範囲で雨、夜は東海や関東で雨の降り出す所がありそうです。北海道は夜に日本海側を中心に雪が予想されます。
BNCTでがん狙い撃ち 京大の取り組み
京都大学の渡辺准教授らが、がん細胞だけを内部から破壊する放射線治療法・ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)を研究しています。現状は頭頸部がんが保険適用範囲で、体内深部の腫瘍への到達性改善やホウ素を集める新薬の開発が課題とされています。シンポジウムは15日開催と伝えられています。
有人月面着陸を28年に予定どおり
米NASAのアイザックマン長官は、宇宙船と月着陸船の地球上空でのドッキング試験を2027年に行うと発表しました。月着陸は安全性を確認したうえで2028年に予定どおり実施するとし、着陸頻度を「10か月に1回」に短縮する目標を示しました。
さくら開花予想 東京は3月16日頃に最初の開花
ウェザーマップは2月26日、全国53地点を対象にした第五回さくら開花予想を発表しました。平年より早めで、全国で最初の開花は東京で3月16日頃としています。予想は気温予測を基に約1万通りのシミュレーションで算出されています。
火星で酸素マスクが効かない理由
火星の大気は地球の約150分の1と非常に薄く、酸素マスクだけでは大気圧差によって体内の液体が沸騰し、命に関わる影響が出る可能性があると説明されています。極域や地下に氷が多く残り、酸素生成実験も現地で実施されています。
仏教対話ロボット ブッダロイド開発
XNOVA、京都大学、テラバースが仏教経典を学習した生成AIを搭載したヒューマノイドロボット「ブッダロイド」を発表しました。Unitree G1を用い、合掌や礼拝など宗教的な所作を再現できる点が示され、倫理的・法的・社会的課題についての議論も進められていると伝えられています。
馬と人の古代史をたどる
若狭徹著『馬と人の古代史』は、考古資料と図版を基に日本列島への馬の導入経緯、信濃・上毛野・西国などの馬生産の地域性、東山道を通じた搬送や馬祭祀まで三章で整理して解説します。
恒星スペクトルを解くAI SpecCLIP
中国科学院の研究チームが、異なる望遠鏡の恒星スペクトルを統一的に解読するAIモデル「SpecCLIP」を開発しました。比較学習を用い、温度や元素組成など大気パラメータの同時予測や類似スペクトル検索、特殊天体の発見支援が可能とされています。
北海道 27日 湿った重い雪に注意
27日は前線と発達する低気圧の影響で北海道を中心に湿った重い雪となり、大雪や着雪による停電や交通障害のおそれがあると伝えられています。南西諸島では雷を伴う激しい雨が見込まれ、融雪に伴うなだれや浸水の可能性も指摘されています。
月の家を考える 竹中工務店の挑戦
竹中工務店の宇宙建築タスクフォース(TSX)が、一般の人が暮らせる「月の家」をQOL重視で設計しています。放射線や昼夜の約270度の温度差、空気管理など建築上の課題を踏まえ、地下や溶岩チューブの活用、二重壁や現地資源利用などを検討しています。
生活排水を減らす 油拭きと洗剤不要の洗濯
静岡県内で家庭や宿泊施設の排水汚染を減らす動きが進んでいます。南伊豆町のネイチャーガイドが幼稚園などで食器の油拭きの大切さを伝え、熱海のホテルでは2025年12月に洗剤を使わないアルカリイオン水のランドリーを導入したと報じられています。
雪竜が南極での大洋観測を完了
中国第42次南極科学観測の大洋観測チーム「雪竜」は、ロス海で最後の音響放出機器を回収し、1月24日〜2月19日にアムンゼン海やロス海周辺で水文・生物・化学・大気などの総合調査とペンギン生息地調査を実施して任務を完了したと新華社が伝えました。
