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気象制御と種まきの実験
要約
富山で千葉大などのチームが航空機から約30キロのドライアイスを散布し、シーディングで降水の種となる氷粒を確認しました。台風弱体化の模擬実験や世界各国での取り組みも伝えられ、影響評価と社会的合意が課題となっています。
本文
1月7日、富山県入善町の上空約3000メートルで千葉大や富山大などの研究チームが航空機から粒状のドライアイス約30キログラムを散布し、長さ約2キロの一筋の雲が確認されました。散布により氷の粒が水蒸気を取り込み成長し、雨や雪になる過程が観察されています。日本では豪雨被害が多く、地球温暖化で気象災害が強まると見られているため、被害軽減を目的に研究が進められています。政府は関連研究を支援するプログラムを採用しており、模擬実験やシミュレーション技術の進展が検証を可能にしていると説明されています。
報じられている点:
・1月7日に富山県上空で千葉大などがドライアイス約30キロを航空機から散布したこと。
・シーディングは氷の粒を作り、水蒸気を取り込んで大きくなれば降水になるとされること。
・研究の目的に豪雨被害の軽減や、海上での降雨で陸上の雨量を抑える試みが含まれること。
・台風を弱める研究では硫酸塩の散布を模擬し、風速が最大約5%弱まる結果や被害額を半減できる可能性が示されたこと。
・気象制御に取り組む国は50以上あり、中国やインドネシア、アラブ首長国連邦などで大規模な活動が報告されていること。
・過去の実験例や人工降雨装置の運用例があり、効果の証明や影響評価、社会的合意が課題とされていること。
まとめ:
今回の実験はシーディングのプロセス確認や模擬実験での台風弱体化の示唆を含み、豪雨や台風被害の軽減につながる可能性が議論されています。研究は政府の支援プログラムの下で継続されていますが、実用化に向けた影響評価や社会的合意の形成が重要で、現時点では具体的な実用化の見通しは未定です。
