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四電、石油火力発電を終了へ
要約
四国電力は阿南発電所3号機を6月、坂出発電所3号機を2027年度下期に廃止すると発表しました。両機は1970年代に運転を始め、老朽化や省エネ普及、需要伸び悩み、再生可能エネルギーの拡大を理由としています。
本文
四国電力は14日、同社がこれまで運転してきた石油火力発電のうち阿南発電所3号機(徳島県阿南市)を6月、坂出発電所3号機(香川県坂出市)を2027年度下期に廃止すると発表しました。これにより、四国電力の石油火力発電は終了する見込みです。会社側は両機とも1970年代に運転を開始し、設備の老朽化に加え、省エネ機器の普及や人口減で電力需要が伸び悩んでいること、再生可能エネルギーが拡大していることを廃止の主な理由としているとしています。阿南発電所ではすでに1、2、4号機が廃止されており、跡地の利活用を検討するとしています。
発表の要点:
・阿南発電所3号機は出力45万キロワットで、1975年に運転開始。これまでに約745億キロワット時を発電し、2024年9月に運転を停止、6月に廃止する予定です。
・坂出発電所3号機も出力45万キロワットで、石油のほか隣接する三菱ケミカル香川事業所のコークス生産過程で生じるガスを燃料としてきましたが、三菱ケミカルがコークス事業から2027年度で撤退するため廃止を決めたとしています。
・坂出3号機は現状、電力需要が特に多い場合にのみ運転され、2025年度の運転日は33日にとどまっていました。石油のみで運転するには大規模な設備改修が必要と判断されています。
・坂出発電所では1、2、4号機がLNGなどに燃料を切り替え済みで、5号機の建設が計画されています。
まとめ:
今回の発表で四国電力の石油火力による発電は事実上終わる見込みで、発電の構成に変化が生じる見通しです。阿南3号機は6月、坂出3号機は2027年度下期の廃止を予定しており、跡地の利活用や坂出の設備計画などが今後の注目点とされています。
