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健診の要経過観察と40代男性
要約
健康診断の「要経過観察」は放置を意味しないと、糖尿病専門医の飯島康弘氏が指摘します。40代男性が3年間様子見を続けた結果、HbA1cが6.5%超となり診断基準に達していた事例や、2023年度の特定健診受診率が59.9%であることなどを伝えます。次回は血糖値編の予定です。
本文
春の健診シーズンを迎え、企業の健康診断の結果を持参する患者が増えています。藤保クリニック院長で糖尿病専門医の飯島康弘氏は、健康診断は合否を決める試験ではなく、体の定期点検だと指摘しています。特に「要経過観察」という判定は誤解されやすく、放置につながる表現になっている点が問題として挙げられています。この記事では、健診結果の受け止め方と見落とされがちな点を整理しています。
報じられている点:
・外来で、健診の「要経過観察」を受けてから「様子見」を続けた40代男性の事例が紹介されています。
・当該男性は3年間の様子見の間に空腹時血糖が徐々に上がり、HbA1cが6.5%を超え、糖尿病の診断基準に達していたとされています。
・飯島氏は「要経過観察」は『今すぐ治療は不要だが生活習慣を見直し数値の推移を追う必要がある』という意味だと説明しています。
・健診結果の受け止め方には「過信する人」と「怯える人」の二つのパターンがあり、どちらも適切な対応から遠ざけると指摘されています。
・厚生労働省のデータとして、2023年度の特定健診受診率は59.9%で、保険種別により受診率に差があると報じられています。
まとめ:
健康診断は一時点の記録であり、判定の意味を誤解すると見逃しや不必要な不安につながると飯島氏は述べています。受診率の差や事例を踏まえ、検査結果をどう扱うかが関心の対象になっています。今後は連載で血糖値など具体的な数値の読み方について取り上げる予定です。
