← ニュースAll
多様化学校開校 下関で県内初
要約
下関市の関西小校舎に文部科学相指定の「学びの多様化学校」が開校し、14日の転入学式で中学生20人が学び始めます。登校・下校時刻の繰り下げや年間授業時間の短縮、表現活動を重視した独自教科や畳の「くつろぎスペース」などを整備しています。
本文
下関市関西町の市立関西小の校舎に、文部科学相指定の学びの多様化学校が開校し、3日に開校式が行われました。県内で初の開校で、分校は市立文洋中関西分校として設けられ、14日に転入学式を予定しています。生徒は相談会や体験会を経て申請し、市教育委員会の審査で就学が決まりました。学習指導要領にとらわれず授業時間や内容を柔軟にできる点が特徴です。
主な特徴:
・運用開始と規模:開校は3日、14日に転入学式を行い、入学は1年3人、2年10人、3年7人の計20人を予定。
・施設・環境:校舎の2、3階を活用し教室は三つ。黒板に拒否反応がある生徒への配慮でホワイトボードや音の出にくい床を採用し、畳のくつろぎスペースやソファベッドを備えた「ほっとルーム」を設ける。
・時間・教育内容:登校は午前9時頃、下校は午後3時頃に設定。年間授業時間は通常より210時間少ない805時間とし、削減分は5教科の学び直しや発展学習、「総合的な学習の時間」の充実に充てる。音楽・美術・技術・家庭科を合科した独自教科を新設し表現活動を重視する。
・運営体制:田口真一校長のほか常勤10人、非常勤3人で運営し、縦割りの混成学級と2人担任制を採る。教科授業は学年別で行い、状況によりリモート授業も可能。
・支援の仕組み:入学は相談会や体験会を経て審査で決定。生徒の気分や相談把握のため、朝夕のタブレットアンケートを実施する。
まとめ:
この分校は下関市内の不登校中学生の受け皿として位置付けられ、生活リズムに配慮した時間設定や表現活動の充実などを通じて学び直しと居場所づくりを図ります。市内の不登校は2024年度末時点で小中合わせて約4.3%の713人とされ、市教委は既存の校内支援教室や「こころのアシスタント」などと併せて対応を進めています。現時点で今後の運用状況の詳細は未定ですが、14日の転入学式が今後の節目となります。
