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情シスの価値を再定義 クレディセゾンのCSAX実践
要約
クレディセゾンは2025年9月に全社AIトランスフォーメーション「CSAX」を始動しました。全社員のAI活用、業務再設計、AI対応の情報設計、ガバナンスの4本柱で進め、315名によるパイロットでは平均8.5%の業務時間削減や高い満足度を確認しています。
本文
生成AIの登場を受け、企業のIT活用は守りから攻め、AI前提の経営へと変わりつつあります。3月4日のセミナーで、クレディセゾンの取締役兼専務執行役員CDO/CTOの小野和俊氏が、同社が2025年9月から展開する全社AIトランスフォーメーション「CSAX」の狙いや情シスの新たな役割について説明しました。講演では、情シスに求められる能力の変化や、これまでのDXフェーズの振り返りも共有されました。情シスの本質として「再現可能・制御可能・拡張可能な仕組みづくり」は変わらないと整理しています。
報じられている点:
・CSAXは「全社員のAIワーカー化」「業務の再設計」「AIフレンドリーな情報・システム設計」「AIガバナンスの確立」の4本柱で構成されている。
・2025年6月の約2カ月間のパイロット(315名、ChatGPT Enterprise使用)で、平均8.5%の業務時間削減を確認し、営業や管理部門での時間削減が報告された。
・定性的には法務や企画、IT部門で業務遂行力や創造性、満足度の向上が高比率で示されたと伝えられている。
・社内ドキュメントをAIが読み取りやすくする約30のルールを策定し、注記の明確化などを進めている。
・ガバナンスは外部コンサルを活用し、指針策定や体制構築、モニタリングまで7つのステップで整備している。
まとめ:
クレディセゾンの取り組みは、情シスの役割を運用・統制からAIを含む全社的な変革の設計・接続へ広げることを目指しています。パイロットで得られた定量・定性の結果を踏まえ全社導入を決定しており、業務生産性や現場の働き方に影響を与える可能性が示されています。今後の詳細な進捗や追加の公式発表は社内発表などで示されると伝えられています。
