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雨でも発電する太陽光
要約
スペインの研究チームが、ペロブスカイト太陽電池と摩擦電気ナノ発電機を組み合わせたハイブリッドデバイスを発表しました。表面に約100ナノメートルの保護膜を施し、雨滴の衝撃を電力化して1滴で最大110ボルトを生成すると報告されています。小型IoTなどでの利用が想定されています。
本文
スペインの研究チームが、雨の日でも発電することを目指したペロブスカイト太陽電池のハイブリッドデバイスを発表しました。従来、ペロブスカイトは水に弱く屋外利用が難しい点が課題でしたが、今回の設計は雨の影響を活かす点で注目されています。研究ではペロブスカイト太陽電池と摩擦電気ナノ発電機(TENG)を組み合わせ、表面に薄い保護膜をコーティングする手法を採用しています。具体的な応用例としては小型のIoT機器やインフラセンサーなどが挙げられています。
報じられている点:
・セビリア材料科学研究所(ICMS)、スペイン国家研究評議会(CSIC)、セビリア大学の共同チームによる開発です。
・ペロブスカイト太陽電池と摩擦電気ナノ発電機(TENG)を組み合わせたハイブリッド構造です。
・プラズマ技術で表面に約100ナノメートルの保護膜をコーティングしています。
・その膜が雨滴の衝撃を電流に変換し、雨粒1滴あたり最大110ボルトを生成するとされています。
・保護膜は発電のほかペロブスカイトの劣化防止と光学フィルターの機能を兼ねています。
・日本では奥村組と岩手大学が防水シートに積層する実証実験を進めていることも報告されています。
まとめ:
この技術は雨天時の発電を補い、小型センサーや街灯、信号機など電池交換が課題になる機器への利用が想定されています。既存のペロブスカイトの弱点に対する新しいアプローチとして注目されますが、量産化や屋外での長期性能などの詳細は現時点では未定です。
