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凍結卵巣の体内移植で出産
要約
愛媛大付属病院は、若年性乳がんの20代女性が抗がん剤治療前に摘出・凍結保存した卵巣組織を治療後に体内へ移植し、2025年12月に出産したと発表しました。四国では初めて報告されたケースと伝えられています。
本文
愛媛大付属病院は、若年性乳がんを患った20歳代の女性が、抗がん剤治療前に摘出して凍結保存していた卵巣組織を治療後に体内へ戻し、2025年12月に出産したと発表しました。国内では臨床研究の段階の手法で、四国で出産例が報告されるのは今回が初めてとされています。県内ではAYA世代の支援を目的としたネットワークも設けられており、関係機関と連携して生殖医療の情報提供や支援を行ってきた背景があります。担当医は症例が少ない中で決断があったと振り返っています。
報告された点:
・患者は20歳代の女性で、2021年に乳がんが見つかりました。
・抗がん剤開始前の翌年1月に腹腔鏡で卵巣を摘出し、シート状にして凍結保存しました。
・治療終了後の2023年8月に卵巣組織を体内へ移植し、機能回復を経て体外受精で妊娠、2025年12月に出産しました。
・国内では臨床試験研究の段階で、全国的にも出産に至った例は数件にとどまるとされています。
まとめ:
今回の報告は、がん治療と妊孕性の温存を巡る医療の一例として注目されています。生活や治療の影響に関する広い影響は限定的に報告されており、今後の方針や手続きについては現時点では未定とされています。
