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リユースで新築 大林組のOL3計画
要約
大林組は東京・清瀬の技術研究所で既存建物の鉄骨やコンクリート部材を取り出し新築の実験棟OL3にリユースする国内初の試みを進めています。第1期で鉄骨57%、コンクリート33%を活用し、資材を新調する場合に比べCO2を約49%削減すると報告されています。第2期では大阪・関西万博の資機材も再利用する計画で、工事は2026年秋の完了を目指しています。
本文
大林組は東京・清瀬市の技術研究所敷地内で、既存の実験棟を解体して鉄骨やコンクリート製の構造部材を取り出し、新築の実験棟オープンラボ3(OL3)に再利用する取り組みを進めています。構造部材を一度分解して組み直す工法は国内では珍しく、建設分野での資源循環を目指すサーキュラーコンストラクション®の一環として注目されています。第1期工事は完了し、第2期では大阪・関西万博で使われた資機材の再利用や複数の環境配慮技術の導入が計画されています。これらの取り組みは建設工程全体のCO2削減や新たな管理基準の検討につながるため、社内外で検証が続いています。
報じられている点:
・工事は2期に分かれ、第1期は2025年夏に完了した。
・第1期で鉄骨の約57%、コンクリートの約33%をリユースした。
・新規調達と比べて構造部材のリユースでCO2排出量を約49%削減するとしている。
・第2期では製造時のCO2を100%削減した鉄筋や、万博パビリオン「ノモの国」の資機材約30品目・180点の再利用を予定している。
・大阪からの資機材輸送には鉄道を用い、従来のトラック輸送に比べてCO2を約75%削減するとしている。
・構造部材の評価や建築確認審査に向け、外部機関と協議しながら構造計算などの検証を進めている。
まとめ:
このプロジェクトは建設現場での資材リユースを実地で検証する試みであり、建設段階のCO2削減や資源循環のモデルとなる可能性があります。一方でコストや工程管理、保証や輸送などの課題も指摘されており、これらを整理し次に生かすことが重要とされています。公式には全体工事の完了を2026年秋に見込んでいます。
