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お台場の海で藻場づくり進む
要約
お台場海浜公園でアマモの種まきが行われ、東京都は東京港内で今年度本格的な藻場づくりに着手しました。今後は計5か所で生育を観察します。水質改善やブルーカーボンによるCO2削減の可能性が期待されます。
本文
東京都はお台場の海でアマモなどの海草を増やす藻場づくりを進めています。昨年12月には親子ら約200人が参加する種まき会を開き、ダイバーが沖合に種を沈める作業が行われました。藻場は魚の生息地や窒素・リンの吸収による水質改善、光合成によるCO2の取り込み(ブルーカーボン)といった役割が注目されています。背景には埋め立てや河川からの栄養塩流入で藻場が減少した歴史や、五輪時の水質・悪臭への懸念があります。
報じられている点:
・昨年12月中旬にお台場海浜公園で約200人が参加するアマモの種まき会が開かれた。
・種はのりに混ぜてシートに広げ、ダイバーが沖合約40メートルに沈め、4月頃には50センチ程度に育つ見込みと伝えられている。
・都は2022年度から実証実験を行い、今年度は本格的な藻場づくりに着手している。
・今後はお台場に加え東京港野鳥公園など計5か所でアマモやワカメの植付け・定期観察を行う予定である。
・藻場は海底に炭素を蓄積するブルーカーボンとしての役割や水産資源の回復につながる点が指摘されている。
・国全体では藻場面積が1990年度から半分未満に縮小しており、海水温上昇や食害が減少の要因とされている。
まとめ:
藻場づくりは水質改善や生物多様性の回復、CO2の海中貯留といった効果が期待される一方で、全国的には面積の縮小や高水温による生育困難など課題も指摘されています。東京都は今年度から本格的に複数地点での造成と定期観察を進める計画で、行政や研究機関、民間の連携が今後の焦点になるとされています。
