← ニュースAll
日野町事件 再審開始へ
要約
1984年の滋賀・日野町の殺人事件で、最高裁が再審開始を認め、検察の特別抗告を棄却しました。受刑中に死亡した阪原弘さんの遺族による請求が確定し、死後再審となる見通しです。
本文
1984年に滋賀県日野町で酒店経営の女性が殺害され、店の金庫が奪われた事件について、最高裁第二小法廷は再審開始を認める決定をしました。大津地裁と大阪高裁が再審開始を支持しており、検察の特別抗告は棄却されました。阪原弘さんは受刑中の2011年に死亡しており、遺族の請求に基づく「死後再審」となる見通しです。再審が確定すれば、大津地裁で公開の再審公判が開かれることになります。
今回の判断のポイント:
・最高裁の審理は3人全員一致の意見で、再審開始を認めたこと。
・大津地裁と大阪高裁が、当時の「引き当て捜査」で警察官が断片的情報を伝えた可能性を指摘したこと。
・事件当日のアリバイについて新たな知人証言が提出され、虚偽とされた点に疑いが生じたと認められたこと。
・阪原さんは88年に任意取り調べで自白し逮捕され、2000年に有罪判決が確定していたこと。
・元被告の死後に再審開始が確定するケースは、殺人事件で戦後では数例にとどまる可能性があるとされていること。
まとめ:
今回の最高裁決定で大津地裁での再審公判が見込まれ、阪原さんについて無罪が言い渡される可能性が伝えられています。再審制度をめぐる見直し議論も進んでおり、検察の不服申し立てをどう扱うかなど法改正の議論に影響する可能性があります。具体的な公判の日程などは現時点では未定です。
