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釧路太陽光 国立公園周辺を保全推進地域に
要約
釧路市の生物多様性地域戦略の素案で、太陽光パネル設置が進んだ釧路湿原国立公園周辺などを市独自の「保全推進地域」に位置づける方針が示されました。馬主来沼やキナシベツ湿原などを対象に調査やデータベース整備を進め、環境省の国立公園拡張と連動して具体的な拡張区域を決める見込みです。
本文
釧路市が策定を進める「生物多様性地域戦略」の素案で、太陽光発電施設の設置が相次いだ釧路湿原国立公園周辺の一部を、市が守るべき「保全推進地域」と位置づける方針が示されました。市の素案は20日の市環境審議会で示され、環境省が国立公園区域の拡張を検討している動きと連動しながら具体的な範囲を決める考えです。素案は生態系への影響を懸念しつつ、社会や経済活動、防災の観点も踏まえて生物多様性の安定が必要だとしています。市は既に太陽光パネル設置を規制する条例を制定しており、今回の指定で法令外の地域も市独自に保全する意向を示しています。
報じられている点:
・釧路市の素案で国立公園周辺などを「保全推進地域」に位置づける方針を示した。
・具体的な対象に釧路湿原と市街地の間の地域、阿寒・音別地区の森林、馬主来(ぱしくる)沼、キナシベツ湿原などが挙がっている。
・動植物の基礎情報を調査し、生態系保全を目指すと明記している。
・開発事業者が場所を選ぶ際の参考となるデータベース作成などを進める計画がある。
・環境省は2026年度末を目標に国立公園の拡張を検討しており、市の戦略と連携して拡張区域を決める見込みである。
まとめ:
地域戦略は国立公園の外側で進む太陽光パネル設置による影響を抑える狙いがあり、調査やデータ整備を通じて保全の方針を示すことが目的です。策定は26年度中を予定し、環境審議会への諮問やパブリックコメントを経て決定する見込みです。一方で海域の扱いや保全に関わる人手の確保などの課題も指摘されています。
